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ひょろひょろ日記

いつもひょろひょろな僕。
by hyolo2

子ども

世界が子どもに贈るものに対して、子どもの喜びはそれ以上である。
子どもはもっと喜ぶ、世界が期待していたよりもはるかに。
世界が贈るものは子どもの喜びに満たない。その喜びに値する贈りものが世界にはない。
子どもはさらに喜ぶ。その喜びに満たない世界から、どのようにしてその喜びを得るのか。
子どもに対して詫びなければならない、だがその方法をまだ世界は知らない。
どうしてこの世界から子どもは喜びを得るのか。それを知らない者から、どうしてそれを知るのか。
喜びの何がしかかがあるかのように見せかけただけのものから、なぜ喜びの真実を見出したのか。
# by hyolo2 | 2012-06-11 21:17

Buchner



「…すべてのものは動いているわ、時計は進み、鐘は鳴り、人びとは歩き、水は流れる。こんなふうにすべてのものが動いていく、ずっと向うまでーーいいえ、こんなことが起こっちゃならないわ、いけないわ、あたし地べたに坐りこんで、みんながびっくりして立ちどまるまで叫んでやるわ、何もかも停止し、なんにも動くものがなくなるまで。(彼女は腰をおろす。そして目を蔽い、一声叫びをあげる。しばらく間、それから立ち上がる)こんなことしてもなんにもならないわ。やっぱり何もかもいつもの通り、家々も、路地も、風が吹き、雲が動いていくわーーあたしたちはたぶんなんでも堪えていかなきゃいけないのね」
# by hyolo2 | 2011-05-13 02:34

鰻に鰯

素領域氏宅にて鰻をご馳走になる。毒を撒き散らしてその上鰻までご馳走になったのだから、いい御身分だ。
山之口貘『鮪に鰯』の復刊を大喜びしたのは震災の直前だったかと思う。その直後に事故が起き鮪も鰯も再びひどい目に遭う事態に至ったのだから、貘さんんも無職者だけが入れる天国から心を痛めて下界に眼差しを向けたことだろう。

  http://www.youtube.com/watch?v=YjPaERepRIs(高田渡が唱う貘さんの「鮪に鰯」)

さて、たらふくご馳走になって帰途についたわたくしは、電車の中で水俣病センター相思社発行の『ごんずい』120号を開いた。驚くなかれ、目に飛び込んできたのは

  われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか

まさしくこの問いこそはわたくしにとって素領域氏と不可分であり、今日訪れた理由はその問いをいま、あらためて確認することにあったのかも知れない。そんなこととは素領域氏は知らず、わたくしも知らず、ただわれわれは無職の会定例会議第一回をつつがなく終えたのであった。とりあえずわれわれは無職だという答えは得られた。しかし、どこへ行くのかはさっぱり見えない中年二人の姿がそこにあった。えー、ごちそうさまでした。
# by hyolo2 | 2011-05-05 01:13

ギックリ

昨日、ターザンロープで遊んでいたら、着地したときに腰を痛めた。グキッというのか、ズシンというのか、そういう鈍い痛さが走った。仕事中はなんとかそれでも立ち歩きできていたのだが、家に帰って横になるやいなや、寝返りも打てないほどになった。ああ、意外と自分は緊張感をもってお仕事をしていたのだな、よかったと少し思った。しかし、今日はさすがにその仕事を休んで安静にしていた。おそらくギックリ腰である。初めてのことで驚いた。
# by hyolo2 | 2011-02-17 19:47

写真

ここ四日間は大変だった。
金曜日に結婚式の撮影をし、土曜日から昨日まで、寝食忘れて編集作業。昨晩やっと一冊の写真集にまとまった。長時間パソコンを注視し続けたために、寝るときにまぶたを閉じると色がチカチカなかなか消えない。それでも眠るとすぐ朝という生活。いい時間を過ごせたが、さすがに疲れが大きい。
# by hyolo2 | 2011-02-15 19:29